「はつうりにうまをはしらす」と読みます。
鉢盂裏とは小さい鉢の中に馬を走らすという意味です。
普通に考えればそんなことは在り得ない
とは誰だって思うことでしょう。
そこが、この言葉の世界の広さなんでしょう。
自由自在の精神です。
そこには、何でも存在します。
また、それと同時に何も存在しないということを
あらわしています。
少々難しいことかもしれませんが、
少し考えて見ましょう。
私たちは何かしようとすると
多くの場合でできないということを考えてしまいがちです。
また、できない理由の方を考えてしまいます。
確かに、物理的なことにおいて
不可能だということはあるでしょう。
しかし、できないと考えている時点で
そのことを覆すことだって不可能なのではないでしょうか。
それと同じことではないでしょうか。
また、自由自在の考え方を身に着ける何て言われても
何のことだかピンとは来ないことではないかと思います。
その自由自在とは何にもとらわれない心なのです。
私たちは常識だといわれていることに対して
とらわれているということはいくつもあります。
常識の中には大切なこともあるのでしょうけど
時にはその常識を真っ向から反対の見方をしてみたり
何でもやりたいと思うことを実行してみるのも
いいのではないでしょうか。